7月16日〜18日に開催された、日本Ruby会議2011に参加してきました。
これから時間をかけて消化していかなければいけない、たくさんのものを受け取ったのだけど、
まずは、参加して北海道に帰ってきた今の気持ちを書いておきます。
今の気持ちとしては、これがすべてかもしれないな。
言葉にしないと抜け落ちていることがあるから、ブログに書こうとした時に結論が変わるかもしれないけど、「まずは手を動かす、行動する、継続する」「恥とか怖がらずに公開する」「敵味方というポジションじゃなく、ちゃんと会話したうえで関係を築く」というキーワードが人生の布石になる気がする。
— オム子( °⊿°) (@irasally) July 18, 2011
まずは手を動かす、行動する、継続する
実際に、手を動かして行動している人の話を聞けたことがとてもよかった。
大きく構えなくてよいから手を動かそう。
でも、それは義務ではない。手を動かしたくなるから手を動かす。
そしてそれが一過性のものではなく継続されることが大事。
継続のためには「楽しさ」「うれしさ」がないと続かない。
実際にそうして生き生きとしている人を自分の目で見て、私もそうなりたいと思った。
私が手を動かしたい継続したいこと
- ブログの記事を書くこと
- rubyの写経
- 読書
- 英語
まずは写経から。
恥とか怖がらずに公開する
公開することは怖いし恥ずかしい、けれど、公開しないと、人に伝えないと化学反応は生まれない。
コードだけじゃなく、思っていることもしかり。
たくさんの人から本当に化学反応が起こった話を聞いて、動くこと・公開することって怖いことじゃなくすごく面白いことだなって思った。
まずは自分の気持ちを表明する。
アジャイルサムライ読書会@札幌の主催をしたい。
— オム子( °⊿°) (@irasally) July 18, 2011
敵味方というポジションじゃなく、ちゃんと会話したうえで関係を築く
これは、相澤 歩さんのセッション、トーマス・E・エネボさんと大場光一郎さんのセッションを聞いて感じたこと。特に相澤さんのセッションはとてもよかった。
意見や思想が対立しているのは、敵と味方に分かれているからではない。
それぞれの特性や考えを理解したうえで
- 特性に合わせた選択をしていく
- お互いのいいとこどりをする
いろんなアプローチがあると思う。
Disっても何も生まれない。
うまくいかないのは、自分が相手を理解しきれていなくて、正しく話すための言葉を持っていないことが原因なのかもしれない。
今回のセッションについてだけじゃなく、様々な場面において
- 諦める前にまだできることがあるよね?
- 本当にいい形って何だろう?
- 相手にとっても自分にとってもいいことは本当にこれなのかな?
こういうことを考えてみるようにしたい。
ちなみに私はキャメルケースもgetter/setterも悪くはないと思ってます。
Java(IDE)は思考を邪魔するというよりは、思考を誘導するものという感覚が強い。
書きたいものが目の前にあるときにはまどろっこしいと思うこともあるけど。
Javaも好きな自分はJRubyがとてもよい架け橋になりそうです(勉強中)
セッションの心に残った言葉
厳選したつもりが。
- 読むより書くこと、読むならあとからでもよい(sora_hさんのセッション)
- 駄目コードを公開しておけば指摘されたりいろいろ言われたりする(sora_hさんのセッション)
- 言い訳できない失敗要素を抱えたくない立場の人もいる(相澤さんのセッション)
- リスクを回避するのを回避するアプローチはだめ(相澤さんのセッション)
- 相手のことを知り、特性に合わせた選択をする(相澤さんのセッション)
- Social Coding(松田 明さんのセッション)
– 自分以外の誰かのためにコードを書くこと
– ネットワークの奥にいる「人」と何らかの形でコミュニケーションを取ること - 手を動かすこと(松田 明さんのセッション)
- まずは使うこと身につけること(松田 明さんのセッション)
- 10年やればだいたい何でもうまくなる(原 悠さんのセッション)
- ブログは反応を求めて書くのではない、考えをまとめる(原 悠さんのセッション)
- 発表しよう(原 悠さんのセッション)
- githubにおこう(原 悠さんのセッション)
- 身近な問題を解決しよう(原 悠さんのセッション)
- うれしいことがある→やる気を保つ(原 悠さんのセッション)
- やらざるを得ない環境にする(原 悠さんのセッション)
- 仕方ないではなく楽しくやる(かくたにさんのセッション)
- ○○さんの作ったものというソフトウェアの捉え方(かくたにさんのセッション)
- 人を変えて人から業務を変える(かくたにさんのセッション)
- もじもじしない 話さなければ相手に伝わらない(浅里 洋嗣さんのセッション)
- あなたの話に興味があれば辛抱強く聞いてくれる(浅里 洋嗣さんのセッション)
- やってみてはじめてやりたいことがわかった(しまださんのセッション)
- ただの道具じゃない言語(しまださんのセッション)
- 「プロジェクトはたのしい」(しまださんのセッション)
- やってみたいと思ったことをまずやってみる(しまださんのセッション)
- 理由とか動機とか頭で考える前にとにかくやってみる(しまださんのセッション)
「楽しい」ということ
あと、いろいろな人のセッションに出てきた「楽しい」というすごく大事なキーワード。
そうか、私に取って「楽しい」はモチベーションの原点なのか。と再認識した。
「楽しい」がないと継続はおろか、始めようと思えない。だからこと「楽しい」を作ること「楽しい」を続けることはとても大事だ、と気がついた。
- 「楽しい」仕事
- 「楽しい」プログラミング
- 「楽しい」人の一員になる
- 「楽しい」の優先度は人によって違う
お金のこととかを考えると「楽しい」を犠牲にしなければいけない時がある、のかもしれないけど、
それは「楽しい」を犠牲にするんじゃなくて、その状態で「楽しさ」をみつければよいのかなと思う。
すべてが思い通りに行かなければ楽しくない、なんてことはないと思うんだ。
スタッフの皆様
最後に、スタッフの皆様に心から感謝を。
開場全体が過ごしやすく、みんなで会議を作っている空気がとてもよかったです。
暑い中動き回って大変そうだったけど、皆さんがとても輝いていました。
そして、(札幌)スタッフの皆さんが「ぜひおいでよ」と言ってくれてなければ、
私はあの場所に踏み出せていなかったかもしれません。
ほんとうにありがとうございました。
そのほか
北海道から一緒に行ったみんな、昼食など、楽しい時間を過ごせてよかったです。
途中途中でいろいろわいわい話ができたのは、初参加の自分には心強かった。
北海道にいるときよりちょっと仲良くなれた気がします。ありがとう。
そして、懇親会などで「はじめまして」とご挨拶できた皆様、お会いできてよかったです。
来年はぜひ札幌にお越し下さい!
まだまだ余韻さめやりませんが、そしてなんかとりとめもないけれど、
今の気持ちのスナップショットとしてこの記事を残しておきたいと思います。