12月3日(土)に行われたLOCAL DEVELOPER DAY ’11/infraに参加しました。
インフラよりのイベントだったので、理解できる話があるのかな…と若干不安だったのですが
すごく、よいセッションを聞くことができました。
ヤマハルータはどのような存在なのだろう? 平野尚志さん
ヤマハ株式会社 サウンドネットワーク事業部で現役でご活躍されている平野さんのお話。
お仕事でルーターを触る機会が全くないので、ヤマハルーターの現物を見たのも初めてだった私。
しかし、平野さんの「ものづくり」に対する姿勢、会社としての「ものづくり」への取り組み方に非常に感銘を受けました。
まさに、自分が「こういう風にものが作れたら素敵だな」と思っている世界そのものだったのです。
ユーザーが困っているということを誰にも言われずに解決するクォリティ
ユーザーの生の声や、問い合わせで「こういうことが困っている」という話をきいて、技術的な面から「こうすれば解決できるんじゃない?」と誰にも言われず提案し、そして製品にする。
「お客さんのためにものをつくる」ってまさにこういうことなんだなあ。
実際にお客さんの声が元で生まれた製品の例、技術者が「面白そうだったから」と作った機能をユーザーのニーズとマッチさせて製品の機能に追加した例など「お客様のお役に立てるものづくり」の実例をたくさんきけたことがとてもよかったです。すごくよい循環で製品が作られていっているなあと感じました。
使い方をどのようにお客様に説明していくか
「作って終わり」ではなく、「どうやったらお客さんによりよい方法で製品を使ってもらえるか」と考える。
「大工さんのかんなやのこぎりのように、料理人の包丁のように扱ってもらえたら嬉しい」という気持ちで製品開発に取り組む姿勢が素晴らしいなと思いました。
そのために、
- 製品ごとに利用者層(習熟度)を想定しそれに合わせた設定方法を用意する
- 利用者のスキルアップの方向性を考える
といった、長いスパンでお客さんのことを考えた製品開発をしていました。
ここまできちんと向き合ってものを作ったことがあったかなぁ…自分を省みたところ「作っておしまい」となる方が多いなあと反省。お客さんの声を聞く、声が聞ける距離にあるって大事だな。
本当は、みんな無責任なことはしたくない
- 作りっぱなしはしたくない
- 売りっぱなしはしたくない
- 使い捨てはしたくない
そう、本当にそう。
でも、なかなかうまくいかない。
だから、こう言い切ってきちんとものづくりに取り組んでいる姿勢は眩しくてうらやましかったです。
おやつ
今回はせきゅぽろと合同のイベントということもあり、いつものせきゅぽろと同じくお菓子がありました。
バババーン
他にもたくさんセッションがありました
今回はスタッフとして運営にも携わらせていただきました。
ですので他のセッションはきっちり聞けていなかった部分もあります。他のブログの感想を待ちたいです。
PacketBlackHoleとPacketKilling de KATANAのご紹介 まっちゃだいふくさん
まっちゃさんによる解析したパケットをゲームにしてしまった製品のお話。
「パケットを取れば丸わかり、何でも復元できちゃうんだよ」というのがほんとにおそろしいわぁ。。。
Rubykaigi2011ネットワークの秘密 小岩秀和さん
1000人規模のネットワーク構築と運用についてのお話。
インフラ系エンジニアの人が多いイベントだけに、実践的なこの話は質問がたくさん飛び交っていました。
LTSPでネットブートクライアントを遊ぶ ささきのぶゆきさん
LTSP(Linuxによるディスクレスクライアント)という言葉を初めて聞きました。
Thinクライアントがここまで進化してきているんだなあ。
教育現場やコールセンターなど確実にニーズのある技術ですね。
「遊ぶ」の主語が発表者のささきさんだった!というのにはやられました。
LT(ライトニングトーク)
今回は、SINさん、小岩さん、nazoさんの3名によるLTがありました。
私もこっそり「ゆるふわLT司会者」としてデビュー。
司会はゆるゆるでしたが、LT慣れした皆さんのそれぞれの個性あふれるとても楽しいLTでした。
このイベントで得た大きなものは、ものを作っている人達は、製品は違えど同じことを考えているのだなということに気がつけたこと。
参加してよかった。
そして1スタッフとして、参加された皆様もそれぞれに何か得るものがあり、楽しんでいただけていたらよいな、と思います。
皆様どうもありがとうございました!
懇親会も楽しかったよぉぉ
(久々に飲み過ぎて昨日ブログの記事を書けなかったことは内緒)