第10回アジャイルサムライ読書会 札幌道場を開催しました。
参加者は7名。今回は初参加の方もいらっしゃいました!嬉しいです。
そして、気がつけば読書会10回目。2桁突入しました。続けられていることに感謝、感謝です。
今回の範囲で「グっときた」ところ
文書化を目的にするな
概算見積もりのままプロジェクトを進めることは果たせない約束になってしまう
正確に見積もれるかのような素振りをやめるべき
勉強会として
ユーザーストーリーワークショップ
ユーザーストーリーワークショップから発展し、大変有意義なディスカッションをすることができました。
ワークショップ
→大規模開発だとどうなるの?
→リリースってどういう形が望ましいの?
といった形。
それぞれに中身が濃くて、アジャイル開発全般に広がった話にもなり(実際に本の前のページを確認したりしました)、アジャイル開発には良い面がたくさんあり、でもどのような点が良いと思っているかは人によって違うんだなあということを知ることができました。
また、私はお客さんと話し合い要求を出すようなことを行ったことがないので、実際にみっちりお客さんと話をした、という例が聞けたのはとてもよかったです。
簡単ではないけれど、ちゃんとものを作っている感じが伝わってきました。
アジャイルVSウォーターフォール
前回と同様、アジャイルとウォーターフォールの話になりました。
アジャイル開発についての読書会をしている以上、比較対象としてウォーターフォールの開発はやっぱりでますね。
今回は「アジャイル “VS” ウォーターフォールなのか、そうでないのか」という話になりました。
自分がまだ正しいウォーターフォールについてきちんと学習できていないので、はっきりとこうだ、という意見は持てなかったのですが、
「アジャイルはウォーターフォールのすべてを否定しているものではない」
から
「ウォーターフォールの良い部分は活かそうと思っている」
と感じています。
「ウォーターフォールを良くしようと言う発想ではなく、全く違う開発手法として定義された」
のかどうかは、まだわからない。
ウォーターフォールについて、きちんと学習する機会の必要性をまた、感じました。
(が、まずはアジャイルについてしっかり理解したいです。)
見積りのこと
今回から「第7章:見積り」に入りました。
普段の見積りって「これ、だいたい何日でできそう?」しかないのですが、「このプロジェクト、どんな感じになりそう?」という形を思い描くことも見積りになるんだなあというのがこの章を読んだ時の発見です。
「どんな感じでうまく行きそう?」っていうのは感覚的にはあるのですが、それをさらに明言して深堀したことはなかったので、次回以降の見積りのディスカッションもとても楽しみです。
運営の立場で
参加者が7名といつもの倍近くいました。
ディスカッションもいろんな意見、いろんな業務の立場からの意見が出て、いつも以上に盛り上がったと感じました。
運営する立場として、時間を気にしてディスカッションを止めることはしないことにしています。
発散?という意味ではそうなのかもしれないけれど、本に書いてあること以上のことを学べる滅多にないよい機会だと思っています。
それぞれに「良い開発をしたい」という思いが伝わってきました、そしてそれを実現するために思い描いている形というのは1つじゃなくてほんとにたくさんあるんだなということに気がつかせてもらいました。
あと、今回初めて同じ会社の@niku_nameさんが参加したことで、(10回も開催していて1回も読書会にきてくれた人にお茶とか出したことなかったよ・・・!)と開催している立場として気がつきました。感謝。
次回からはそういうことも気にしていこうそうしよう。
読書会のディスカッションのwikiはこちらになります。
https://github.com/agile-samurai-ja/support/wiki/Readingagilesamuraiinsapporo20111206
最後に。毎回会場を提供していただいた弊社に感謝。
ありがとうございます。
今年は残すところあと1回。
今後ともよろしくお願いします。