HOKKAIDOアイデアソン&ハッカソン2014セミナーに参加しました

1月17日に開催された「HOKKAIDOアイデアソン&ハッカソン2014セミナー」に参加しました。

昨年自分も参加したHOKKAIDOアイデアソン&ハッカソンの2014年版です。

昨年の様子はこちら
寺子屋未満 – HOKKAIDOアイデアソン&ハッカソン~アイディアソンDAYに参加しました
寺子屋未満 – HOKKAIDOアイデアソン&ハッカソン~ハッカソンDAYに参加しました

今年は、実際にアイディアソン・ハッカソンを始める前に “アイデアを形にしていくことを実践されているゲストの方々をお迎えし、プロダクトを作り上げていく際のポイント等” を聞くことができるキックオフセミナーも開催となりました。

セミナーでは3名のプロダクトの作り手達からお話を聞きました。

和田裕介さん

ゆーすけべーさんのことはだいぶ前から知っていて(純粋な若かりし乙女だった頃、この記事を(会社で)読んですっごい衝撃を受けた)、今回初めて生でお話を聞くことができてとても嬉しかった。
今度81年会の忘年会に行ってみたい。

“JUST MAKE IT”というタイトルで「ボクがつくるときに思うこと 7つの気づき」について話してくれました。

  • 僕らは義務教育で何かをつくることができるスキルを会得している
  • ある目的を達成しようとしたとき、それに至るまでにいろいろめんどなことがあるなら、それを楽しめば良い
  • 歩いてから考えることも考えてから歩くこともどっちもだいじ – 歩きながら考える
  • GitHub寄せ
  • サービスとして成り立たせるためには “つくらない” 人の存在が重要
  • 受賞・表彰によるモチベーションアップ
  • ぐだぐだ言ってないでさっさとコードをかけよ

特に「”つくらない” 人の存在が重要」というのが心に残った。
自分は本当に手を動かす側なのかなあ。他の人ほど真剣に「つくる」ことにのめり込めていない気がする。
つくりたいものを見つけられていないということもあるのだろうとは思うけれど、適正を考えたとき、もっと他にできることがあるのではないかと思ってしまうことがある。

ゆーすけべーさんの発表資料はこちらで公開されています。
JUST MAKE IT. by Yusuke Wada

資料の中で「つくる」は全てひらがなで書かれていた。
ソフトウェアでものをつくるということは「作る・造る・創る」どの漢字も当てはまるからだろうか。

中村涼さん

社会人2年目の@r7kamuraさん。現在はクックパッド社で「こんがらがってきたコミュニケーションパスをきれいにするためのハブ(API)」をつくる仕事をされているそうです。

どうやってものをつくるか、育てていくかについて、経験を交えながらお話ししてくれました。

  • 問題を見つける、それを解決するものをつくる
  • 問題を見つけることがはじまり
  • 問題として意識していない部分にも問題があるかもしれない
  • 変えたい現実と理想の差分をものづくりで解決する
  • まずは自分の問題を解決しよう
  • 小さくはじめる
  • フィードバックループをいかに高速にまわせるかがキモ
  • モチベーションの理由があるものを解決の手段にする

確かに「困っていることを解決する」ためなら時間を忘れてコードを書いてることがあるかもしれない。
最近だと道民部忘年会のためにつくったtweetのスライドショー
「すごいものをつくりたい」という漠然としたものだと、なかなかつくり始めないし進まない。
「不特定多数のみんなが使えるもの」「誰に見せても恥ずかしくないもの」って考えると、使うモチベーションがあるうちに完成しない。
自分のためのものを作って公開してからブラッシュアップする(恥ずかしがらずに!)という気持ちが大切なんだと改めて思った。

設樂洋爾さん

@darashiさんは、一番私の身近なところにいる”プロダクトを作り続けている人”です。
今回のスライドだけでもチーム/個人あわせて11個ものプロダクトの紹介がありました。

まほうのひととき – The Magic Hour by Yoji Shidara

スライドの写真通りの穏やかで心地よいプレゼンテーションでした。

  • モチベーション×ソリューション=HACK
  • ソリューション先行でないプロダクトは完成しないことが多い
  • この技術、あれに使えるのでは
  • (いま)できないことは、(いまは)できない
  • ソリューションがモチベーションに光を当てる
  • 自分たちの手でつくれないものはできあがらない
  • 今つくれるものを今つくる
  • どんなに小さくても動くものを
  • 動かないままに終わってしまうことがないように

道具をたくさん持っていて、常にそれを磨いているということが素早い開発につながっているんだなあ。
「この技術、あれに使えるのでは」は引き出しが多いからこそできるのだと思う。
また、このセッションでも「どんなに小さくても動くものを」というキーワードが出てきました。
自分のマシンの中にある「動かないままに終わってしまっているもの」のことを思い出します。
「こんな技術で恥ずかしい」とか言う気持ち、誰に対して恥ずかしいのか。自分のために動く小さなものを作って、動くものを増やして、自分が欲しいものを増やしていくこと、考えていきたい。

そして、プロダクトの一覧を見て改めて、だらさん達が作るプロダクトはいつも名前が素敵だなあと思いました。


昨年のハッカソンで作ったプロダクト、割と良いところまで出来上がっているのだけど公開に至っていない…
今年のハッカソンまで、とは思っていたのだけどなあ…
まさに、「誰に見せても恥ずかしくないもの」って考えているうちに雪が降って、使うモチベーションも作るモチベーションも…というパターンで完成していない。

今年はどうしても予定が合わず、明日18日に開催されるアイディアソンに参加できないため、泣く泣くこのセミナーと2月1日のハッカソンにオブザーバーとしての参加ですが、参加できる時間はめいいっぱい満喫したいと思います。

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