アジャイル札幌 「アジャイルな開発の現場」に参加しました

少し前になりますが、5月28日に開催された、アジャイル札幌 「アジャイルな開発の現場」に参加しました。
このイベントは、札幌の現場で、どのような開発や改善が行われているか、アジャイルな現場で働く開発者が事例紹介をするものでした。
会場は大盛況で、あっという間の1時間半でした。

「現場で楽しく効率UP」 トラスティア株式会社 阿部さん

現在、チームでの開発現場で使っているツールDevHubの紹介。
このツールはチームメンバーである@volpe28vさんが開発しているもので、チャットやリアルタイム共有メモをはじめとする開発者間のコミュニケーションを1画面で取ることができるというものです。
チャット的なツールを導入すると、どうしてもリアルの会話が減ってしまうことが多いと思うのですが、阿部さんのチームではむしろ雰囲気が良くなり、普段の会話の回数も増えたそうです。
発表の時にもチームメンバーが協力している様子が見えて(リアルタイムデモ)、メンバー間の連携の強さを感じました。
開発は@volpe28vさんが主に行っているということですが、GitHub上のリポジトリをチームでワイワイ触るようになっても面白そうだなと思いました。
(@volpe28vさんのPublic contributions、すごいなあ)

「チーム解散ふりかえり」 東京エレクトロン株式会社 鈴木さん

長く一緒に開発を続けてきたチームが解散することになり、チーム結成から今までのふりかえりを行ったという話。
どうしても、開発チームって、徐々に人数が減っていき最後は自然解散… ということが多いので、解散が決まってからふりかえりの時間があったこと、これがすごく良いと思いました。
ほぼ1日かけたというふりかえりの内容は、数値(リリース回数)や目標の変化により自分達のチームの成長が感じられたということ。
記録の継続は力なり、ですね。
私も、ちょっとの気遣いで出来る日々の記録は途絶えさせないようにしたい。
ふりかえりの目的を「次へのステップ、新たなステージへ」とすることで、前向きに次に繋げられる形になっていたことも、解散を良い方向に捉えることができる目標設定だなあと思いました。

「アイデアの出し方」 リコーITソリューションズ株式会社 前鼻さん

チームで企画のアイデアを出すことになり、その際に何を参考にして、どんなことをしたか、という話。
普段から “アイデアを出す” ということがとても苦手なので、たくさんのヒントを得られて良かったです。
「一旦忘れる」「寝かせる」「全部削除する」あたりは、発表スライドを作る工程と似ているなあ。あれもアイデアの一種なのかもしれない。

紹介していただいた文献はどちらも読んだことがなかったので、柔軟な頭を作る一環として読みたいリストに追加しました。

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どちらも値段も手頃で読みやすそうです。

スライドも公開されています。
How to put out ideas by Maehana Tsuyoshi, Software Developer at RICOH

3名とも、生き生きした現場で働いているんだなあという充実感が伝わってきました。
普段アジャイルな開発を実践している現場の人の生の声を聞く事ができることはあまりないので、この後の懇親会含め楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました!

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