Scrum Boot Camp The Book 読書会 in 札幌 9/24 最終回!に参加しました

9月24日に開催された、Scrum Boot Camp The Book 読書会 in 札幌 9/24 最終回!に参加しました。

昨年の11月から続けて約1年。
途中で終わらず、最後まで本を読み終えることができるのはとても嬉しい気持ちになります。

今回は、Scene.24とScene.25。
業務で遅れての参加となってしまったのもあり、Scene25の感想を中心に、Scrumについて思った事を残しておこうと思います。

Scrumはプロジェクトをうまくやる”仕組み”がたくさんあるやり方

Scrumをやれば成果が出せるわけではない。それはあくまでも実際に取り組んでいる現場の人達次第。
ただ、Scrumというのは

  • どこがうまくいっていないか特定しやすい
  • 早めにうまく行っていないことを解消する機会がある
  • 途中でやり方を変える余地がある
  • やり方を変えても影響が少ないようになっている

という仕組みになっている。
なので結果として、うまくできる可能性が高まる。
これ重要。前書きに書いておいてもよかったんじゃないか?ってくらい重要。
Scrumと自分との関わり方にモヤモヤしていたところが、ここを読んですごくすっきりした。

自分の考えをうまく伝えることを学ぶ

一度も会ったこともない人たち同士で仕事をするのは、分散開発や大規模開発ならScrumじゃなくてもあること。
そして、うまくやり取りできないのも同じ。
顔を合わせることはとても重要。
そして「自分の考えをうまく伝える」ことも超重要。

顔を合わせて、同じ仕事をしていても自分の考えをうまく伝えることができないのに、距離の壁や言語の壁があったらどうなってしまうのか…
「自分の考えをうまく伝える」ことを学ぶ、言葉を意識すること、やっていきたい。

練度が高まらないと良いふりかえりは難しい

本書では「ふりかえり」については敢えて書かなかったとのこと。
それだけ、ふりかえりは簡単に導入できるけど、うまくやるのは難しいのだなあ。

参加者で、ふりかえりについて話をしたけれど

  • Pしか出ないふりかえり
  • 上から目線でのPはつらい
  • Tをみんなで考える場になるといい
  • PはTとセットで
  • KPTに慣れていない人はPしか出せない、Kを見つけられない
  • 個人のKPTしか書けない
  • 周りが見えていないと他の人のKが書けない

という話がでて、チームが熟してからの方が良いふりかえりができるようになるんだなあと思いました。

自分の「代表作」ってなんだろう

# 宿題。

今日のログ
https://github.com/ScrumBootCampTheBook-Sapporo/reading/wiki/2014-09-24

アジャイル・Scrumが “めずらしいもの” ではなくなった

(懇親会の時に話した、個人的な感覚のお話です。)
「アジャイルって何?」という数年前から、「アジャイルすごい!」という時期を経て、「アジャイルはこういうところが良い、自分たちの開発はScrumじゃないけどここは良いね」という感じで、技術者の(特に自分の周りの)理解が深まってきたように思う。
きちんと認知されてきていて、毎日普通にやっている人達はやり方に悩み、やっていない人も真似できるところは取り入れていこう、というような。
特別なものじゃなくて、開発のときの手段の一つとして当たり前….うーん、馴染んでいっている感じがします。
なんだろう。
今「アジャイル開発をやっているから、あの会社に転職します!!」ってあまりないような気がする。
転職や就職をする時の優先順位で「アジャイル開発をやっているかどうか」ってそこまで重要じゃなくなったというか。
(最初からないのかもしれないけど)
「働きたいな、と思ったところは何かしらアジャイル的な開発をやっているだろう」みたいな変化というか。
(うまく表現できない、表現力足りない)

そんな中で、自分がこの本の読書会に参加し、この本を通じて学べた事は何かというと、「Scrumの型」なのだと思う。
今現場では導入していないけれど、いつかの手段として、方法論を頭に入れる事ができたというのが大きい。
そして読書会のメンバーと話した開発現場のこと、他の開発の話や今までの開発の工夫など、他の人がどうやっているかを聞くことができるのは、一人で本を読んでいたらできなかった。

最後まで読書会を続けてくれた @sandinistさん、ありがとうございます!!!お疲れさまでした!

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