5月16日(土)に東京で開催されたイベント、LOCAL Community Summit 2015に札幌サテライト会場から参加しました。
このイベントは、北海道を拠点として活動している一般社団法人LOCALが、北海道を飛び出して初めて東京で開催するIT勉強会イベントで、次のようなテーマが掲げられていました。(Doorkeeperより抜粋)
- 地方の技術者やコミュニティの取り組みを、地元だけではなく東京で発表してみよう!
- 私達の地域の楽しさを、他の地域の技術者にも伝えよう!
- 地元を離れ首都圏で活躍している技術者や、いろんな地域のコミュニティと繋がろう!
都合上、残念ながら会場にいくことはできませんでしたが、できればサテライト会場を作りたいなあと思っていたところ、東京会場を提供してくれた株式会社ドワンゴ様(ニコ生配信)、同じくサテライト開催を考えていた@tenyawanyaさん(サテライト運営準備)、株式会社インフィニットループ様(会場提供)のご協力で、実現に至ることができました。改めましてありがとうございます。中継で見ることができて本当によかった。
最終的なニコ生来場者数は999人!すごいですね。
サテライト会場では、時間の都合上、セッション2「言語系コミュニティLT大会」のginza.rbの終わり頃から放送がはじまり、Sendagaya.rbから見ることができました。
セッション2「言語系コミュニティLT大会」
Rubyのコミュニティがとても元気で良い感じだった。そして普段、北海道を離れたところでは主にRubyの皆様としか交流を図ったことがなかったので、PHPやPerl、Pythonのコミュニティも知ることができてよかった。
なにより、こしばさん。
札幌でサテライト中継してくれたことで、「RubyKaigiでお会いしたこしばさんというとても素敵な方がいてね…」という会話が夫と共有できるようになった。
こしばさんがLTで紹介していたるびま28号の巻頭言は私がコミュニティについて考えるときの核になっています。
コミュニティとは誰か。もちろん、あなたのことだ。あなたがコミュニティであり、 それ以外にコミュニティはいない。あなたのような人々の集まりを、コミュニティと呼ぶのだ。
セッション3「そうだ!地方へ行こう!~地方コミュニティLT大会~」
全国各地から集まった地域コミュニティ・勉強会の主催者達によるライトニング・トーク大会。
北は東北、南は沖縄までこんなに幅広いコミュニティの主催者が集まってLTするなんてそうそうないんじゃないだろうか。豪華。
地方(東京じゃない)コミュニティの特色や目標、地元愛が伝わるLTが多かったです。
土地の特色を生かしたハッカソン良いなあ。北海道なら温泉か、島か、ジンパか、雪山か…!!
セッション4「北海道な人・企業・コミュニティ LCS2015編」
このセッションは一番、サテライトと会場で空気感が違ったんじゃないだろうか。
北海道にいたら1度はLTやセッションを聞いたことのある人がほとんどだったので、サテライト会場には応援する空気があったように思う。
特に、@tomio2480くんの独創的なLTが、北海道を超えて発信されたの、嬉しい。
私がはじめてとみお君のLTを聞いたときの衝撃を感じてもらえていたら面白いなあ。
北海道に残っている人たちの話だけでなく、北海道を飛び出して羽ばたいている @masuidriveさん(IT芸人…!)が北海道枠でLTしていたのもよかった。
LTセッションが3つ続いたが、そのセッションも本当にLTレベルの高い人たちばかりであった。楽しかった!堪能しました。
セッション5「若手技術者パネルディスカッション ~北海道から上京してきた若者たちが仕事について真剣にディスカッションした結果~」
学生時代を北海道で過ごした後、「外に飛び出した人」達によるパネルディスカッション。
学生時代からつながりのあるパネリスト達の飾らない本音を聞くことができた感じがしてよかった。
当たり前だけれど、外に飛び出す理由も様々。
「成長して戻ってきたいから」「やりたいことは外にしかなかった」「目の前の選択肢を選んだらたまたま道外だった」….いろいろあると思う。残る選択をした人だって同様だ。
大事なのは、自分たちの人生だから正解なんてないということ。
「最終的にどこに住んでどうやって過ごすか」という長期的ライフプランについて考えるきっかけになった。
セッション6「地方 x クラウド」
「地方に住み続ける」という選択をする場合、「住む場所・働く場所」にこだわる場合、「ワークライフバランス」を考慮した結果、”リモート勤務”という選択肢は確実に上がってくる。
このセッションでは、リモート勤務をどのように実現していったのが、クラウドをキーワードとしながら事例紹介を交えた発表がされました。
最近リモート勤務の話を聞く時、必ず出てくる問題点が「空気感・温度・雰囲気の”共有”の難しさ」。
吉田 雄哉 (パクえ)さん、工藤 淳さんお二人の経験からの発見を聞いて、この2つが印象に残りました。
- チャットなどの文字コミュニケーションでは「主語」を省略しない(工藤さん)
- コミュニケーションツールを使う粒度(頻度)が同じだったからうまくいった(パクえさん)
どちらも、ふだん、自分が仕事や人とのコミュニケーションをはかるときに思い当たることだった。
特に、文字コミュニケーションでの「主語の省略」や「コンテキストの省略」はよくやらかしているので意識したい。
さいごに
(ぬぎたてだからしわくちゃ…)
事前準備のフォローとお菓子購入くらいしか働けなかったのに、サテライトスタッフとしてTシャツまで配布していただきありがとうございます!ロカントかわいい。
このイベントの企画が立ち上がった時(昨年10月頃)から、ワクワクする企画だなあととても楽しみにしていました。
サテライトという形でしたがイベントに参加できてとてもよかったです。
「外に飛び出していったもの」「残ることを決めたもの」「外からきたもの」「帰ってきたもの」、いろんな選択をする人がいて、その人たちそれぞれが自分たちの形で「地元愛」を実現したからこそイベントが盛況となったのではないかなあと、そんなことを思いました。
東京の懇親会はジンギスカンでしたね。
北海道のジンギスカンと一括りにするけれど、生ラム派・たれ付きラム派の2大派閥があり、さらに、生ラム派がソラチ派とベル派に分かれる。丸ラム派もいる。奥が深いのである。 #lcs2015
— オム子( °⊿°) (@irasally) May 16, 2015
こんなこと書いていたらまんまとジンギスカンが食べたくなり、晩御飯はジンギスカンとなりました。
アスパラとニンニクの芽が美味しかった pic.twitter.com/7sxTv6PZbM
— オム子( °⊿°) (@irasally) May 16, 2015
ジンギスカンと一緒に新鮮で甘いアスパラを楽しめるのは北海道だけだよ!