第6回アジャイルサムライ読書会 札幌道場を開催しました。
参加者は6名。
「ご近所さん」のテーマから「お客様とのかかわり」についてのディスカッションが弾みました。
今回は第5章5.2まで。
個人的に、理想と現実の矛盾を考えながら、答えを探すような回でした。
今回の範囲で「グっときた」ところ
良きご近所さんとは、親友になれるかもしれない存在だ
なにもかも順調に進むことはありえないし、完璧な計画などない
後者は、プロジェクトに関わらず、人生を考える上でグっときてます。
読書会として
今回は大きく「ご近所さん」と「お客さんとリスクを考えること」で話が盛り上がりました。
どちらも、現実世界でとても難しいことです。
ただ、そこで諦める前に(時に諦めるとしても)何ができるか、を共有できたのは良いことでした。
「ご近所さん」では、前職で社内のご近所さんに助けてもらったことが真っ先に思い浮かびました。
新人の頃にいなかったは全然お近づきになれていなかった、ご近所さんですが、年数を重ねるにつれいろいろなプロジェクトで関係を築いていって、お互いによいご近所さんとなっていき、最後は他のプロジェクトの人にもたくさん助けていただいたりしたなぁ。
だから、「ご近所さんはお客さんと同様巻き込めない人」というよりは「お互いに助け合う人」というイメージの方が強かったです。
そうじゃない場合も往々にしてあることを知れたのは良かった。
「お客さんとリスクを考えること」では現実世界の壁を見ました。
お客さんから技術的(期間、予算的)に実現が難しいことを言われた時に、まず
「その機能そのものは技術的には無理だけど、お客さんが実現したいことは何ですか?」
と聞き、
「この方法ではどうですか?」
と代替案を提案できるようになりたい、というのが自分の一つの目標なんだけれども、そうなるためには越えなければいけない問題がたくさんあるのだなぁ、と改めて感じました。
できることから実践していくしかないけれど。
「どうやってお客さんと信頼関係を築くか」「やりたいことの実現に携わるか」自分の足下を振り返って、今の方法じゃダメだな、今はあまりいいプロジェクトの回り方をしていないよな、と気がつくことができました。
現実問題、どうしていこうかなー、どうしていくのがいいのかな、と自分の問題には答えが出ないまま、もう少し考えます。
運営の立場で
読書会にバリバリ開発者からプロジェクトリーダー、PM、さらに上の立場の人までいるというのは、本当に贅沢なディスカッションの時間だなあと思います。
その時間は自分にとって本当にありがたいです。
他流試合の動画を見て、監訳者のお二人の話を聞けたことで、ディスカッションをどうもっていくか、現実世界に落とし込む時のことをどう考えていくか、のヒントを得た気がします。
今回は、すべてを実践していくことは難しいけれど、今、何ができるか、という軸をぶらさないようにディスカッションを進めていくことを考えました。
読み取るべきことを取りこぼさないように、これからも読書会をすすめていきたいです。
話し合った内容は、github – agile-samurai-ja / supportのwiki
にまとめてあります。
(毎回wikiが肥大化してきて、うまくディスカッションをまとめられているのか不安になってきています。)
最後に。会場を提供していただいた弊社に感謝。
ありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。