この記事は『地方IT勉強会 Advent Calendar 2019』12月10日の記事です。
前日は しんげん@宮崎サウナエンジニアさんの「Webナイト宮崎の振り返りと今後の抱負 _ てげほげ」でした。
明日は fujiparaさんの「東京で地方ITコミュニティのスタッフをしている話」です。
私について
オム子「@irasally」といいます。
フリーランスのエンジニアになってからもうすぐ2年が経ちます。
RubyとJavaを書いています。
仕事をしている時間以外は2歳の子供の母さんとして日々奮闘しています。
1年前はこんな感じでしたが、今年から子供が保育園に通うようになり、少しは余裕を持って仕事に取り組めています。
働く母さんのタイムスケジュール(1歳0ヶ月 在宅ワーク編)
私と勉強会
子供が生まれるまでは、勉強会に参加する側・運営する側どちらも割と積極的に参加していました。
子供が生まれてからは、生活がガラッと変わり、参加・運営もほとんどしていません。
これが今の自分の生活であり、生き方なので、残念な気持ちはありません。
それでも、仕事で学べないスキルに触れたり、会社の同僚以外のプログラマに出会えたりと、自分の生き方の幅を広げてくれた勉強会(この業界に「勉強会」というものがあること)はとても大切に思っています。
北海道IT勉強会カレンダーのこと
どんなもの?
北海道で開催されているIT勉強会だけを集めたGoogleカレンダーです。
2011年から開始し、最初はIT勉強会カレンダーから北海道開催のものを抜粋して載せていましたが、IT勉強会カレンダーの更新終了に伴い、2015年からは自分で勉強会を探して登録しています。
完全な手動運営です。
私生活が切羽詰まると更新が遅れます。
誰に向けて?
主に、「初めて勉強会に参加しようと思った人」向けです。
「勉強会というものがあるんだな」「どんな勉強会があるのかな」「いきなり参加しても大丈夫なのかな?」という不安を持ちつつ興味を持った人が、北海道のいろいろな勉強会を知るきっかけになってもらいたい、と考えています。
「勉強会に参加したい」というモチベーションが消える前にアクセスできる、大海原の流木のような役割を果たせたら幸いです。
なぜ続ける?
いつの時代も、必ず「はじめて」の人はいます。
普段はほとんど知られていなくても、1年に1回でも興味を持った人がアクセスしてくれるなら続けたいなと(今は)考えています。
また、北海道の各地方の勉強会は「狭くて濃ゆい」と思っています。
母数が少ないので、1回勉強会に行ってしまえば、他の勉強会でも知った顔がたくさんいるという状況になります。
それ故に、2回目以降の参加は心の敷居が低くなる一方で、勉強会に「内輪っぽさ」が出やすいです(だから最初に参加するときの敷居はむっちゃ高いと思う)。
空気に馴染むことができれば良いのですが「水が合わない」と感じたときに、「勉強会そのものに行かないことにする」という方法以外でフェイドアウトするのはなかなか難しかったりするんじゃないかなと思っています。
一つの勉強会に参加し、そこで得た情報や参加者から派生して別の勉強会に行くと、結局は同じような人達がいるので。
なるべく偏りのないよう、公開されている勉強会はできる限り拾い上げるこのカレンダーで、知らなかった勉強会に出会い、勉強会そのものを嫌にならない手助けが少しでもできていたら良いなぁという気持ちもあります。
でも基本は「北海道でどんな勉強会が開催されているのか??」という自分の興味がモチベーションです。
最近の勉強会の様子
かれこれ8年、手動登録になってから5年近く。いろんな勉強会を登録してきました。
そこから感じる最近の勉強会の様子です。
抜け漏れがあったらごめんなさい。
北海道はでっかいどう
やはり札幌市の勉強会が一番多いのですが、旭川市、千歳市、富良野市、函館市などでも勉強会が開催されています。
特に今年は函館市が元気になっているな、と感じます。
FuraIT
ゆるい勉強会@旭川
ゆるい勉強会 in はこだて
Perl入学式in千歳
子供向けプログラミングの盛り上がり
ここ数年、子供向けのプログラミングワークショップがとても増えました。
公開募集しているものはどれも基本的に講師陣はボランティアベースです。
子供のために一肌脱いでいる大人がたくさんいることが嬉しい。
CoderDojo Sapporo(コーダー道場 札幌)
CoderDojo札幌東
CoderDojo Eniwa(コーダー道場 恵庭)
ちとせプログラミング教室
U-16プログラミングコンテスト(旭川、札幌、釧路、函館、リンクは旭川)
定期開催
最近、札幌で定期開催されている勉強会。
ゆるWeb勉強会@札幌
JAWS-UG札幌
JBUG(Japan Backlog User Group)札幌
sapporo.apk
Rakuten Tech Sapporo
札幌 Azure もくもく会
Functional Sapporo
その他、グループのリンクはないですが、「XRミーティング」 「CMSMix Sapporo」なども定期開催されています。
(追記: CMSMix Sapporoは今後の”定期”開催は未定)
社員に参加者や主催者がいれば、勉強会に場所を貸していただける会社さんが増え、昔よりも勉強会を開催しやすくなっているようです。
また「毎週木曜日」に必ず勉強会を開催している「Sapporo.beam(サッポロビーム)」
北海道IT勉強会カレンダーで唯一「繰り返し登録」している勉強会です。
この他にFacebookイベントなどで有志で集まる小規模な勉強会、社内勉強会も増えている感触があります。
続けることの偉大さ
オーソドックスに定期的な活動を続けている勉強会。
続けることだけが正解ではないし、ミートアップなんかでその時興味のある技術についてガッと集まる良さもあるけれど、続いている勉強会には続いている勉強会の良さがある。
北海道情報セキュリティ勉強会 (通称:せきゅぽろ)
SaCSS – 札幌のウェブデザイナー・コーダー向け勉強会・セミナー
JAZUG札幌支部(きたあず)
アジャイル札幌
iPhone Dev Sapporo
勉強会へ行こう
長々と書いてきましたが、今の私は陸サーファーみたいなものです。
勉強会は現場へ行ってなんぼです。
カレンダーを見ているだけでは何も得られません。
実際に勉強会へ行ってみましょう。
自分にあう水を探しましょう。
興味のある技術について深く学ぶ機会を得ましょう。
誰も開いていなければ自分で興味のあることについて語れる場を作りましょう。
北海道ITカレンダーの現場からは以上です。