札幌 Java Conference 2011に参加しました

7月9日(土)に開催された、札幌 Java Conference 2011に参加しました。
全部で8セッション(うち1セッションがサテライト)、10:00-19:30までの長時間のセミナーでしたが、楽しむことが出来ました。

いくつかのセッションと、自分がカンファレンスで感じたことをまとめておきたいと思います。

セッション

TDDBCサテライト

和田さんのお話。
何度聞いても心にしみる。
というか、一度聞いて、実践して、忘れかけた頃もう一度話を聞いて思い出す。
聞けば聞くほど新しい発見があるテーマでした。
気持ちを新たにできたセッション。

Java SE 7 で切り開く新しい Java の世界について(寺田佳央氏)

Java SE 7の新機能についてのお話。
Java7に入るうれしい機能

  • switch文のcaseに文字列Stringが使える
  • ファイルIOオブジェクトのcloseを自動でやってくれる(finallyいらない)
  • Exceptionのマルチキャッチ(コード量が減る)
  • 例外の再送方法の変更(コードが書きやすくなる)
  • 型推論の改善(コードがすごくみやすくなる!)

普段使う実装上の変更点に一番興味がわきました。
今まで以上にスムーズにコードがかけるようになるのはうれしい。

もっとNew I/O(櫻庭祐一氏)

ついにFileIO系のクラスが充実する。

  • ファイルのメタデータが扱える
  • 仮想ファイルシステムを扱うことができる
  • File系の操作が楽になるユーティリティークラスの充実

今までファイルIOに関わる部分のテストを書くことがすごく大変で、
簡単なテストは目視でいいか、と思いがちだったのですが、
今回の変更によってファイルIOのテストがずいぶん書きやすくなるなと感じました。
しかし、今まで数々のプロジェクトで作ってきたFilesユーティリティはどうなっていくのかなぁ。

JavaFX 2.0 – リッチクライアントのためのUI基盤(櫻庭祐一氏)

昨年のOSCでJavaFX の話を聞いたときには、座標計算とか描画とか、よくわからなくて「?」だったのだけど、
今回は、話を理解することができた。
ああ、けっこうちゃんと成長しているんだなと思った。
(仕事で1年近くSwingと触れた成果)
Swingを使っているうえでかゆいところ(CSSを使うとか)が実現できるというのはよいな。
でもスレッド(EDT)の制御は大変そうだな…と思った。

このセッションではこぼれ話として、現在の米国のエンジニアの動向をちらりときいたのだけど、
職場ありきでエンジニアがいるのではなく、技術ありきでエンジニアがいる、
流動的だけどエンジニアが自信を持っていろいろなところで働ける空気って素敵だなと思いました。

カンファレンスで感じたこと その他

セミナー中のメモや考えを整理するツールの模索

どのような形で残すのがよいかなぁと色々試しているのですが、今回はXMindでマインドマップを使いながらメモを取りました。

このセッションの中心テーマは何か、意識しながらメモを取れるのがよいなと思いました。
あと、どの枝が一番伸びているかで、自分が興味を持って掘り下げたところがわかる。
(こういう使い方で良いのかわからないけれど)

とあるセッション中のメモに

「フィボナッチ数列」→「再帰」→「しんだ」

という自分のメモが残っていた。なんとわかりやすい思考回路…。

MoinMoinForDeskTopを入れたので、次はローカル環境に立てたWikiにメモするというのも試したいと思います。

  • セッションを聞きながら自分の頭をスムーズに整理できて
  • あとから見直すことができて
  • ブログを書くときのヒントにもできて
  • 気持よく自分が使える

そんな方法を模索しているところ。

受付嬢

前回の札幌TDDBC2.0に引き続き、今回も受付をやらせてもらいました。
受付のよいところは

  • 参加者全員と一度は言葉を交わすを自動的に達成できる
  • 名札をつけていると話しかけてもらいやすい
  • 覚えてもらいやすい
  • 「お客様」ではなく「参加者」としてセッションを聞く姿勢ができる

などがあると思っています。
「受付だけ」でなく、「受付をきっかけに」人と話をできるように少しはなってきたかなと思います。

たしかに、ところどころセッションが聞けないとかはあるけれど、
それ以上のものを得られるので、毎回受付は楽しいです。

懇親会

会社の歓迎会で見つけたお店。好評だったようで今回も利用してもらえました。
(最初に見つけただけですが、ちょっとうれしい)

旬の舟盛り!!!
P7090928

ウニが活きてます、動いてます。
みんな写真撮影に夢中で、なかなか乾杯が行われないという事態にまで発展しました。

見逃せないのはウニの横にあった、タコ。(写真ではウニで隠れてる)
こちらも活きておりました。

美味しいお食事と共にみなさんと楽しい話をたくさん出来ました!
考え方の違いとか、仕事に生かせそうなヒントとか。
とりあえず、数学ちゃんと勉強しないとな・・・

盛りだくさんの一日でした!
参加された皆様、講師・スタッフの皆様、ありがとうございました。

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