第5回アジャイルサムライ読書会 @札幌道場 開催

第5回アジャイルサムライ読書会 札幌道場を開催しました。
今回は参加者が少なかったので、急遽「先日行われた他流試合動画を見る」ことにしました。
だから本当の意味では「読書会」ではないです。

時間内に見切れなかった動画を先ほど見終わりまして、ちょっとまだ興奮しております。

動画を見ながらのディスカッションは、github – agile-samurai-ja / supportのwiki
にまとめてあります。(「読書会」ではないけれど)

今回の動画で「グっときた」ところ

歯車の一つになった人間は仕事を楽しくできない

いいソフトウェアを作りたい人は、いいソフトウェアを作れなければいけない

日本の読者の皆さんへ 西村さん(@nawato)

アジャイルは方法論ではなく、自分がどう実践していくか、何ができるか、それが大事。
実際の体験を通した生の声(悩む者として、そして実践していった者として)を聞く事ができた気がします。

  • あなたが顧客に価値を届ける
  • 自分で考える自分のやり方
  • 自分のやり方を自分でデザインする

「無理かも」と思える事、やれない理由はたくさんある。
自分の環境が不遇なのではなくて、やれない理由はどこにでもたくさんある。
そのような環境で、何をするか?「やろうとおもうか」「あきらめない」事の大切さ。
読書会を行う事によって「何ができるだろうか」をブレイクダウンして話し合う事ができているのかもしれないなと思いました。

マスターセンセイへの質問

ここで一番印象に残ったのは、マスターセンセイは答えを言わなかったこと。
道を示すヒントや「自分の場合はこうだった」という話はあったけれど「あなたのやり方はあなたが見つける事だよ」が答えなのかなと感じました。
札幌道場でしか話をしたことがなかったけれど、みんな同じような事で悩み、解決策を探っているのだなぁと心強く感じました。
実際、当日のディスカッションでも、この話題から派生して「実際みんなのところではどういう工夫をしているか?」という話題でたいへん盛り上がりました。
誰かの話を聞く事、思いやノウハウを共有する事って大切ですね。

読書会としての時間はここまで。

監訳者あとがき 角谷さん(@kakutani)

実は普段家でセッションの動画を見る事があまりないのですが、これはガツンときました。
「感極まる」ってこういうことなのか、これか、これなのか。
たくさんのメッセージを受け取りました。

  • 本で得た答えを現実世界でどう生かす事ができるか
  • 仕事が楽しくなるのは仕事の全体像が把握でき、仕事全体の質に責任を持つ場合である
  • できない事をスコープして解像度を上げたらやれることがあるんじゃない?
  • 毎日小さな奇跡をおこしながら作業をすすめる、それがプログラマ
  • 本当にできないのか、それは言い訳じゃないか?

自分のこれからについて、そして、これからの読書会についていろいろ考えた。

わたくしごと

「歯車の一つになった仕事」で楽しくないと思った事が思い当たりすぎて。
自分の中で「あ、これは歯車だ、仕事だから、仕事しよう」とある意味で見切った・切り替えた・壁を作った瞬間というのがたくさんあります。
「チャレンジだととらえられる仕事をやっているかどうか」。
チャレンジと思えるかどうかは自分次第であったりもする。何か一つチャレンジできる事を見つける事を大切にしていこう。
そのような、気持ちの持ちようを再確認させてもらえました。
と、同時に「いいソフトウェアを作れる技術のあるプログラマ」「作るところを見せる事のできるプログラマ」になりたい、という気持ちを絶対に忘れないでいこうと思いました。足りない、足りなすぎる。

読書会に向けてのこころの持ち方

「マスターセンセイは概念でありマスターセンセイの世界で行われている事は理念の集合」そこで現実を見た時に諦めるか、それとも、そこからどう読み解くか、リトマス試験紙。
これは今後の読書会を進める上で心に留めておきたいと思いました。
「これができたら”アジャイル”だ、というものはない」、だからこそ読書会を通じてどれだけ各自が自分の世界に持ち帰ってできる事を見つける事ができるか、1人で読んだだけでは発見できない視点を提供できるか…。
ディスカッションの時間を大切にしている読書会としてこれからも現実世界の話を交えながら進めていきたいと思います。
「この本は”作る人に向けた本”」なので作る人として何を伝えていけるか、自分達に足りないところを直視しつつ、これからできる事を各自が探していけるきっかけになれるような読書会にしていきたいです。

最後に。会場を提供していただいた弊社に感謝。
毎回ありがとうございます。

そして、他流試合で札幌模造紙を用意してくださったスタッフの@ShiroKappaさん、それにレスポンスをくださった皆様、本当にありがとうございます。
地道に、あきらめないで、そしてこれからも「お客様を巻き込んでうまくやっていくために我々ができる事はなにか」というテーマを忘れずに、読書会を続けていきたいと思います。

次回からはまた、じっくりみんなで本を読み進めていきたいです。

しかし、あれです、あー、会場にいたかった。

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